大切な人を亡くした時、私も自分を責めました。
私が単なる風邪だと思っていた「アタマイタイ」という言葉は、後になって考えてみればきっと脳腫瘍を原因とするものだったでしょうし、仮に「その時は本当にただの風邪だった」のだとしても、大切な人を亡くしてしまったとなればやはりそう考えてしまうものですから。
あの時気付いていれば…
あの時こうしていれば…
当時はこういった感情が尽きることはありませんでした。
ただ、今はそうではありません。
自分を責めることはまったくありませんし、すべては仕方のないことだったと思えるようになっています。
第一、自分を責めても何も変わりませんしね。
それはそうと、この記事を読んでいる方の中には「今まさに自責の念にかられている」という方がいらっしゃるかもしれませんね。
ってことで、ここからはそんな方へのアドバイスというかお節介というか…
過去に何度か書いたのですが、まずは「大切な人がどう思っているか考える」
そう、これです。
これで多少は心が軽くなるはずです。
だって、大切な人があなたを責めることなんてきっとないでしょうから。
とはいえ、「それでもやっぱり…」という方もいらっしゃるでしょうね…
であれば、そんな方は試しにちょっとだけ入れ替わってみてください。
そう、ご自身が亡くなった側に、そして大切な人が残された側になるように。
そうすると、そんな状況であなたが大切な人に求めるのは「反省」でしょうか?
また、そんな状況で大切な人にかける言葉は「君のせいで自分は…」でしょうか?
きっとどれでもないはずです。
あるとしたら、「大丈夫、責任を感じる必要なんてないしそんなことで苦しむことだってない…それより、最後まで一緒にいてくれてありがとう」の一択ぐらいかと。
そんな感じです。