2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
過去に何度か触れたように、私は後追いをしようとした経験があります。時期はハッキリ覚えていませんが、確か死別後1年~2年ぐらいの頃だったと思います。当然のことながらその時は「死にたい」と思っていたわけですが、今回はこの「死にたい」と思う時の…
「立ち直り」これは、死別を経験したものが最終的に目指すべきところであります。また、亡くなった大切な人が望んでいることでもあるでしょう。しかし、本来であれば誰もが目指すべき場所にもかかわらず、それに対して抵抗を感じる方が少なからずいるように…
先日、以下の記事で悲しみと愛の深さの関係について書きました。今回は、それと多少絡む話になります。 sms2001.hatenablog.com 「死別による悲しみは愛の証である」という話をよく耳にします。これは本当にそのとおりだと思いますし、愛していればいるほど…
時薬や日にち薬という言葉をご存知ですか?。これは、日が経つことで病状が快方に向かっていくこと、つまり時間が薬の役割を果たすということを意味する言葉です。この言葉や考え方は、病気などに限らずさまざまな場面でも用いられますので、おそらく多くの…
悲劇のヒロイン症候群この言葉を聞いたことがありますか?ザックリ言うと、悲劇のヒロインを演じたがるという一種の病気みたいなものです。一応、こちらのページが詳しいので、気になった方は参照してみてください。 https://onescene.me/articles/4781 私が…
もしあの頃に戻れるとしたら、果たして自分は相手のために何をするのだろうか、何ができるのだろうか…こんなことをたまに考えたりします。もちろん、一口に「あの頃」と言っても、亡くなる直前に戻るのか、病気になる以前に戻るのかなどによって話は大きく変…
これは何かとてつもなく大きなテーマであるようにも思えますが、私は自分なりに簡単に考えるようにしています。もしかしたら、巷にはそういった論文や学者さんなどによる意見なども存在しているのかもしれませんが、小難しいことは抜きにして考えてみましょ…
「環境で人は変わる」これは有名な話ですし、おそらくみなさんもご存知のことでしょう。多少言い方を変えれば、環境によって人は左右されると言うこともできます。では、この環境は変えられるのでしょうか? 答えに行く前に少し補足しておきます。この場合の…
今回は「お願い」についてです。最近は多くの方がブログを読んでくださっているせいか、賛成の意見に混ざって「書かないでくれ的なお願い」が多少なりとも私のもとへ届きます。これは誹謗中傷とは少し異なります。というのも、私を傷つけようとするためのコ…
死別を経験しているせいか、私自身、多少は死別経験者の気持ちがわかるつもりでおります。とはいっても、世の中には星の数ほどの死別経験者がいらっしゃって、なおかつそれぞれ死別の受け止め方が違うわけですから、私はほとんどの方の気持ちを理解していな…
大切な人を亡くした時、やはり多くの人は「さぞ無念だっただろうに」と思うことでしょう。亡くなった相手が若ければ若いほどこのように考えてしまうでしょうし、故人と今後について何か約束をしていた場合や、故人が夢を語っていた場合などは特にそのように…
死別経験者の中には、人が誰と死別したのかをことさらに気にする人がいます。また、なぜかそこに順位をつけたがる人や、その順位を確認したがる人がいます。こういった方々の話をまとめると、どうやら伴侶を亡くした人が一番偉くて、一番悲しくて、一番苦し…
「なぜ自分だけがこんな目に合わなければならないんだろう」「世界で一番不幸なのはきっと自分に違いない」 死別を経験して、こんなことを考えたことはありますか?私はあります。というか、あったと思います。なぜこのような言い方をするのかというと、その…
私がブログを書く理由。当然、そこにはいくつかの理由があるわけですが、主なものを挙げるとすれば2つです。ひとつは、大切な人にいつか会いたいと考えているから。そしてもうひとつは、多くの人に死別から早く立ち直ってもらいたいと考えているから。前者…
「悲しみを知ると人に対して優しくなれる」 おそらく、みなさんもこんな言葉を聞いたことがあるでしょう。 私自身、大切な人との死別を経験してからかなり優しくなった気がしますので、この言葉はあながち間違いではないと思っています。また、決して間違い…
みなさんは、死別を経験して何かプラスになったことはありますか? 私はたくさんあります。 と、勢いよく言ってみたものの、うまく言葉にできないかもしれません。とりあえずプラスになったと思える点を適当に列挙してみます。 多少のことでは動じなくなった…
死別を経験して、生きる意味がない、生きる意味が見つからないといった方は結構いると思います。私もそんな人間のひとりでした。大切な人がいなくなり、悲しみに沈み、途方に暮れる…そして、そんな時に思うわけです。 「生きる意味は?」これについては、人…
死別に苦しんでいる人に出会った時、きっと多くの人がどうにかして元気づけてあげたいと思うことでしょう。特に、それが自分の知り合いであったり、仲の良い人間であればなおさらのことだと思います。 これは、死別経験者に対して安易に言葉をかけてはいけな…
「立ち直った人間」と「想い続ける人間」 一見すると正反対の人間に感じるかもしれません。 しかし、実際は違います。 なぜなら、立ち直った人間の中にも大切な人を想い続ける人間がいるからです。 私もそういった人間の一人ですし、おそらくこういった人間…
「後悔する」「後悔が残る」「悔いが残る」 悔やむという行為ひとつとっても、いろいろな表現があります。もっとも、それぞれの細かな違いまではわかりませんし、それをここで論じるつもりもありません。 ただ、大切な人を亡くした場合、少なからず後悔する…
死別を経験した人間に対して、周囲の人間は非常に気を遣います。 本人を傷つけたくないという気持ちがその主な理由であり、それはまた人間の優しさに基づく感情でもあるのでしょうから、基本的には素敵なことだと思います。 ただ、行き過ぎていると感じる時…
死別、それは人生の中でもっとも悲しい出来事です。 ですから、残された人間は人生の中でもっとも深い悲しみに暮れていると言えます。 当然、周囲の人間は本人を傷つけないように気を遣いますし、言葉にも態度にも気をつけることになります。それはまるで腫…
戦争や災害、事故、心中… こういったことでもない限り、人間が同時に死ぬことは基本的にありません。 そして、誰かが亡くなれば必ず残される人間が生まれます。 「あなたは先に逝きたいですか、それとも残りたいですか?」 言うまでもありませんが、あなたが…
死別経験者が悲しみを抱えていることに間違いはありません。 しかし、自分のことを「誰よりも悲しみを抱えた人間」としてマイナスに表現したり、また、「誰よりも悲しみを知る人間」としてプラスに表現したりする人間がいるのはなぜなのでしょうか? 確かに…
私は今までに何度か、「あなたは死別経験者ですか?」と確認されたことがあります。 当然、「はい、そうです」と返事をすることになるわけですが、こういったことがある度に死別経験者のおごりのようなものを感じます。 以前にも触れましたが、死別経験者に…
この人は本当に悲しいのだろうか… たまに、こんなことを感じることがあります。 人をけなしたり、貶めたりするために言っているのではありません。ただ純粋に、そう感じる時があるのです。 悲しいのではなく、悲しんでいたいのではないかと… 悲しみに暮れざ…
「死別の悲しみは時間がたたないと癒えない」 これはよく言われることですし、多くの方が納得していることでしょう。私自身、長い時間がかかってようやく立ち直ることができたわけですから、時間の持つ効果や重要性についてはある程度理解しているつもりです…
旧年中は多くの方にブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。 今年もよろしくお願い致します。 「死別」を中心としてさまざまな人間が集まる世界。 私はこれを「死別界隈」と呼ぶことにしているのですが、この死別界隈にはいろいろな人間が存在…