亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

心配事…

「故人にもっと光が当たり、故人を社会全体の想い出として大切にしていくような世界」 私はこういった世界が訪れることを願っていますし、ここ最近そういった内容の記事を書いてもいます。しかし一方で、私が生きている間にこういった世界が実現することはな…

「故人のために」は自分のために

ここ最近、「故人のために何かできる」「故人のために何かしよう」といった記事を書いていますが、中には、自分のことで精一杯で、「故人のために…」といったことを考える余裕なんかないという方もいらっしゃると思います。そんな方のために、少しだけ書いて…

ほんの少しの努力が、大切な人の生きた証を残す

有名人でもなければ、その名が後世に語り継がれることはありません。著名人でもなければ、その人生が注目を浴びることもありません。しかし、誰にでも誇るべき人生があり、語るべきドラマがあるはずです。 これは私が常々思っていることです。とはいっても、…

故人に関する情報の重要性

みなさんもご存知のとおり、死別経験者が抱える悲しみというのは、故人との関係性などによって左右されるものです。ですから、他人の悲しみを理解したり、逆に自分の悲しみを理解してもらったりする上では、故人との関係性などをはじめとする「故人に関する…

ありがとうございました

昨日は多くの方からコメントを頂き、大変感謝しております。おそらく、あの子もきっと喜んでくれていることでしょう。それにしても、自分の大切な人に対して温かい言葉をかけてもらえるというのは嬉しいものですね。それは、上手く表現できないほどの感情で…

故人のホームページについて

前回、故人のホームページを作ろうという記事を書きましたが、今回はその続きです。 これは私からの質問なのですが、みなさんは故人に対していったいどんな風に感じていらっしゃるのでしょうか?より多くの人に知ってもらいたいのか、それともそっとしておき…

大切な人の「生きた証」を残す

「故人をいつまでも忘れたくない」「ともに過ごした日々を忘れたくない」 大切な人を亡くした人間がこのように思うことは、ごくごく自然な感情です。おそらく、これはすべての死別経験者に共通する感情と言ってもいいのかもしれません。 しかし、自身のこう…

死別経験者が気をつけるべきこと②(再掲載)

ここ数日間は、わけあって以前の記事を再掲載しております。 今回は、「死別経験者が気を付けるべきこと」について書きます。 (念のためお伝えしておきますが、私も死別経験者です) ご存知のように、よほどの人物でもなければ後世にまで名が残ることはあり…

薄れていく記憶(再掲載)

ここ数日間は、わけあって以前の記事を再掲載しております。 ふと気付いたのですが、当時の細かな出来事や物事について、私の記憶はかなり薄れています。とはいっても、すべての記憶が薄れているわけではありません。交わした会話の内容や、一緒にしたことな…

故人を大切にするということ(再掲載)

「故人を大切にしたい」 この感情はおそらく誰もが持っていることでしょう。しかし、その表現の方法となると、それはもう人によってそれぞれです。 お葬式を例にとっても、豪勢なお葬式とすることで故人を大切にしようとする方もいらっしゃるでしょうし、故…

後悔を減らすためには(再掲載)

わけあって、数日間以前の記事を再掲載します。 大切な人を亡くして、何か後悔していることはありますか?私にはたくさんあります。細かいことで言うなら、面会時間を目いっぱい使わなかったこととか、シーパラダイスに連れて行ってあげられなかったこととか…

故人の無念は残された人間が晴らせばいいだけ(再掲載)

本日から数日間、わけあって以前の記事を再掲載しますので、その旨をお伝えしておきます。 大切な人を亡くした時、やはり多くの人は「さぞ無念だっただろうに」と思うことでしょう。亡くなった相手が若ければ若いほどこのように考えてしまうでしょうし、故人…

他人の門出を祝える喜び

昨日のニュースで知りましたが、昨日は東大の入学式だったみたいですね。非常におめでたいことですので、私からもお祝いを申し上げておきます。将来、彼ら彼女らの中から官僚や研究者、起業家、実業家が出てくることを考えると、まさに未来の日本を背負って…

決まりごと

法律やルール、マナーなどを想像して頂ければわかるとおり、世の中には「こう考えなければいけない」「こう行動しなければならない」といった決まりごとがたくさん存在しています。 これらは、大勢の人間が滞りなく共同生活を送るためには必要なものなのでし…

マスターズに思うこと

私事ですが、昨日は明け方までテレビでマスターズを観戦していました。とはいっても、ゴルフに興味のない方にとってみれば「何それ?」といった感じかもしれませんね(笑)すごく簡単に言ってしまうと、男子ゴルフの最も権威ある大会のうちのひとつです。男…

変わらないものは変わらない

大切な人を亡くしてからというもの、長い間いろいろなことを考えました。いつか会えないかな…とか、あの日に戻れないかな…とか。でも、どれだけ考えても何も起きないし何も変わらないんですよね。そういったことを考えると、もし今の状況に苦しんだり悩んで…

批判されるのはいいこと

当ブログの読者のみなさんは、立ち直ろうとしていたり、立ち直りたいと考えていたりする方々が大半だと思いますので、その前提で書きます。死別の悲嘆に苦しみながらも、人生に対して投げやりになることなく前を向こうとするみなさんの姿勢は、それだけで素…

本当に望んでいることは何か

私は今までに、「故人の立場で考えてみては?」といった内容を幾度となく書いた気がします。 すると、時には以下のような意見をもらいます。 「故人がそう思っているだろうということはわかるけど、それでも私にはそれができない」 こういった意見を聞くと、…

自責の念について

私は、大切な人を助けられなかったことを今でも少し後悔しています。そんな具合ですから、当時は自責の念でいっぱいでした。ただ、誰も悪くないということに気付いたせいか、後悔の気持ちはだいぶ薄れたように思います。ここまでは先日触れた内容ですが、自…

些細なことですが…

「立ち直るために」「前向きに生きるために」なんてことを書いていると、「悲しみと向き合うことも重要なのでは?」といったご意見をよく頂きます。 確かにそうですね、それはもっともなご意見だと思いますし、反対するつもりはありません。しかし、私がそれ…

きっと誰も悪くない

大切な人を亡くしてからしばらくの間、私はその死を誰かのせいにしてきた記憶があります。時に神様であったり、時に医者であったり… しかし、そのほとんどは自分でした。 当時は、今考えても不思議なほど「大切な人が亡くなったことを自分のせいだ」と考えて…

気を紛らわせてくれるもの

みなさんには気を紛らわせてくれるものがありますか? 私はそれが少し心配です。というのも、死別の悲嘆は真正面で受け止めるには大き過ぎるものであるように思えるからです。 そう考えると、その苦しみを一時でも忘れさせてくれるようなもの、すなわち「気…

神様は…

神様は存在するのか…正直なところ私にはよくわかりません。しかし、当時大切な人を助けて欲しいと祈った相手が神様であったことはハッキリと覚えています。とはいっても、20代の若造が心の中で祈っていただけですので、どこかにお参りしたり祈祷やお祓いを受…

わかりきっていることなのに…

誰もが、人間がいつか死ぬことを知っています。そして、誰もが、それが避けられないものであることを知っています。つまり、いつか必ず死が訪れることは、すべての人間にとって「わかりきっていること」です。なのに、なぜ悲しいのでしょうか?なぜ、これほ…