たまに思うのですが、なぜ世の中には死別に対する特効薬的なものがないんでしょうね…?
生き物である以上死別は避けられないにしても、死別後の悲しみや苦しみぐらいサッと癒してくれる薬があってもよさそうな気がするんですが…
ちなみに、こんなことを言っていると「そもそも人間なんてそういうものだから考えるだけムダ」という答えがどこからともなく飛んできそうです。
それはそれで正解なんでしょうけど、それでは話が終わってしまいますし、この際ですからもうちょっと考えてみましょう。
答えはいっぱいありそうですよね。
- 人間にはそんなものを開発できる力がない
- そんなものを開発しようと思う人間がいない
- クスリが必要なほどの話ではない
- 開発してしまうと人類としていろいろと不都合が出る
- 勝手に治るから不要
などなど…
ただでさえ冒頭の疑問がバカっぽいものなので、その答えがもはやファンタジーの世界になってしまうのは仕方ありません。
でも、決しておちゃらけているわけではありません。
というのも、どれだけツライ状況でも耐えられたような人間が、死別を機に死にたいと思うほど苦しんだりするわけです。
それに、そういった人間はきっと過去にも数えきれないほどいたはずです。
であれば、そんなクスリはとっくに開発されていてしかるべきだと思いませんか?
にもかかわず、それが存在しない。
このことが私にはどうにも納得いかないんです。
とはいっても、もちろんなんとなくはわかってますよ。
たぶん最初のが答えです。
そう、開発できないんでしょうね。
でも、もしかしたら本当の答えは2つ目かもしれません。
たまたま今まで誰も作ろうとしなかっただけであって、「現在の英知を集結すれば作れること」にたまたま誰も気づいていないだけ…
ちなみに私はそれが答えであることを願ってますし、この先誰かが颯爽と現れてそのクスリを開発することも願ってます。
死別で苦しむ人間はもう見たくありませんから…