亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

仕方のないこと…

 

 

自分の大切な人が亡くなったとして、そのことを忘れる方はおそらくいないと思います。
亡くなった日時はもちろんのこと、その時の状況やそこまでの経緯など…
きっとこういったことも含めていまだに細部まで覚えてらっしゃることでしょう。

 

では、他人の死別についてはどうでしょうか?

 

ちなみに、ここは死別ブログなので何かしらの死別を経験した方々ばかりが集まっている場所です。
そのため、他人の死別の話だってすでにある程度は見聞きしたことでしょうし、きっとそういった話に共感したり一緒に涙した経験だってあることでしょう。
そんな中、他人の死別についてはどれくらいのことを覚えていますか?

 

ここからは勝手な予想になってしまいますが、「その人が誰を亡くした方なのか」ぐらいはみなさんもたぶん把握なさっている気がしています。
でも、「では、その方が死別されたのはいつですか?」と尋ねたら、おそらくほとんどの方が答えに詰まることでしょう。
というのも、私だって恥ずかしながら他人に対してはそうですし、と同時に「きっとこの人は覚えてくれてないんだろうな」と思わされることもやはり多かったので…


こんな感じで、基本中の基本とも言うべき「いつ死別したのかという情報」でさえ、それが他人のこととなると途端にその重みは失われ、意識されることもなく記憶から消されていってしまうんです。

思うに、これが答えです。
他人の死別を重く受け止めることができないのと同様に、他人だってこちらの死別を重く受け止めることはできないんです。
ですから、他人との間に温度差が生まれるのは当たり前ですし、おそらくこちらだって相手にはそう感じさせてしまっているはずです。

 

なお、悪気がないにもかかわらずこうなるわけですから、これはもう人間がそういう生き物だということなのでしょう。

 

ついでに言えば、自分にとっていくら大切な人であっても、他人にはこうやって忘れられていくんです。

 

 

 

 

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