今までにも何度か「立ち直り」について書いた気がしますが、今日はまた別の側面から。
大切な人との死別は、誰であってもやっぱりイヤなものです。
可能であるなら避けたいものですし、一生経験しなくて済むなら当然それがいいでしょう。
でも、なかなかそういうわけにもいきません。
望む望まないにかかわらず起きてしまうことですし、現に「こうしてブログを書いている私」も「それを読んでいる読者の方々」も経験してしまっているわけです。
ちなみに、そんな嫌われものの「死別」であっても、その後の人生においてはこれを肯定できるようになる瞬間があるように思います。
正確に書くなら、「苦しみでしかなかった死別経験の中に、何かしらの良かったことを見出すことができた…」
そんな瞬間です。
そして私には、こういった瞬間こそ立ち直りの兆しのように思えて仕方ありません。
というのも、「あれほどまでに憎んでいた死別」を別の角度から見れるようになったというのはまさに「転換」ですし、「負の感情にまみれていたはずの人間がそこにプラスの面を見出せるようになった」ところまで考慮すると、それがどの方向への転換を意味しているのかもまた明らかなので…
といったわけで、今は「そんな瞬間なんて想像もつかない」といった方のほうが多いと思いますが、一応書いてみました。