はじめに断っておきますが、宗教に熱心な方は今日の記事を読まないほうがいいかもしれません。
それと、あくまでこれは私個人の意見というか見解ですので、もしお読みになるならその点についてもご理解頂けますと幸いです。
大切な人を助けたい…
なんとかして助けてほしい…
そんな願いを込めて神様にお祈りをしたという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
また、お寺などで仏様に祈りをささげた方という方も同様に少なくないと思います。
私もそのうちの一人でしたし、あの当時はわけもわからずただただ祈っていました。
ところが、そんなはかない願いも叶うことはありませんでした。
いえ、こちらからお願いをしたわけですから、正確に言うなら「叶えてもらえなかった」とするのが正しいのかもしれません。
まぁ表現の仕方はさておき、それでも私はこのことで神様を責めるつもりはありませんし、恨むつもりだってサラサラありません。
なぜって、それが私の完全に身勝手なお願いであることは理解していますし、そもそも当時の私は神様と仏様の区別さえできていなかったぐらいでしたから…
ただ、だからといって自分のお願いする姿勢に何かが足りなかったのかも…などと省みる気も一切ありません。
そう、死別したせいで、私は「世の中に神様や仏様なんていない」ということに気付いてしまいましたから…
これって、その性質上触れる人間が少ない話題ですし、人生の中でなにかしらの困難に直面しない限りは意識させられることもほぼないかと思います。
だからこそ当時の私も藁にもすがる思いで祈っていたんだと思いますし、そうすることができたんだと思います。
でも、やっぱりいないんですよね。
そんな都合のいい存在は…
病気を治してくれるのはお医者さん、それで無理なら致し方なし。
ひどく冷たい表現なのかもしれませんが、これが事実でしかありません。
なお、このことでひとつ喜ばしいことがあるとするなら、それは「神様はそもそも存在していないので、それを恨む必要なんてどこにもない」といったことぐらいでしょうか。
それにしても今考えるとおかしな話ですよね、そんなことはちょっと考えればわかることなのに…
人間ってつくづく不思議なものです。