亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

死別が人を強くする

 

 

似たような内容を書いたことがある気もしますが、私の人生において最も私を成長させてくれたもの、それは大切な人との死別です。
また、私を人間的に最も強くしてくれたのもやはりこの死別の経験だと思います。

 

もはや多少のことでは動じなくなりましたし、他人にどう思われようがそんなことはまったく気になりません。
理由は簡単です。
死別以降の人生において起きていることは、他人からの視線も含めてすべて取るに足らないことばかりだからです。

 

とはいっても、物事に対して常に斜に構えているわけでもなく、また人生に楽しいことなんてないと絶望しているわけでもありません。
大切な人がいない世界を生きる今の私にだって、何かを純粋に楽しいと思える場面はありますし、少なからず幸せかもと感じる場面だってあります。

 

そう考えると、私にとっては今がバランスのとれた状態と言えるのかもしれません。

 

加えて思うのは、限られた人生の中でこの状態に到達することができてよかったということ。
なぜなら、昔は大嫌いだった自分のことでさえある程度は好きになることができたので。

 

ここまでは私個人の話に過ぎませんが、おそらくみなさんにも似たような状態が訪れるのではないかと…私は勝手にそんな気がしています。
きっと、「死別によって突き落とされたつらく悲しい日々」をみなさんが乗り越えた暁には、人間的に大きく成長して強くなったご自身と巡り合えるはずです。

 

ただ、「現時点ではそんなことどうでもいい」と思われる方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
でも、その地点に到達さえすれば、今抱えている「絶望の人生」もきっと「いい人生」だったと思えるようになるでしょうし、その人生を最高のものにしてくれた「大切な人への愛」が、今とは違った形で心に存在することに気付くはずです。

 

そう、死別は人間を強くするんです。
逆に考えると、死別を経験しなければ人間は強くなれないのかもしれませんね。
特に私のような人間は…
まぁこれは言い過ぎかもしれませんが、いずれにしてもみなさんにもそういった「自分の人生を愛せる日々」が訪れることを願っています。

 

 

 

 

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