亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

認めることから…

 

 

たとえそんなつもりでなかったとしても、死別から時が経つにつれ記憶は薄れていくものです。
また、大切な人が頭に浮かぶ回数だってきっと以前ほどではなくなるでしょう。

 

思うに、こういったことは基本的に本人が望んでいないことでもあるでしょうから、人によっては少々後ろめたく感じてしまうこともあるのかもしれません。
ただ、個人的にはそれほど気にする必要はないと思います。
別に大切な人の存在を忘れるわけではありませんし、大切な人への想いが軽くなっているわけでもありませんから。
第一、そもそも人間の記憶なんてどうせその程度だと思いますし…

 

もっとも、何かしらの手を講じることでこの記憶の劣化に抗うことは可能ですし、すでにそういったことをなさっている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、たとえその場合であっても、そのことに本人が気付いていないというだけで、やはりどこかの記憶は確実に薄れていっているはずです。

ちなみに、ここからは個人的な経験談なのですが、この記憶の劣化を認めることが出来た時、そしてそんな自分を許せるようになった時、それまであった心のモヤモヤが急に消え、心なしか頭の中がスッキリしたような気がします。
と同時に、大切な人への想いがその種類を変えた気もしました。

私の経験がみなさんにも当てはまるかはわかりませんが、いずれにしても後ろめたさを感じなければいけないようなことではありませんし、記憶の劣化をもって「愛や想いが薄れた」などと自分を責める必要もありません。

 

そんな感じです。

 

 

 

 

 

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