亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

そろそろ命日

 

 

5月になると少なからず心がざわざわするのは私にとって毎年恒例のこと。
というのも、5月には大切な人の誕生日と命日があります。
また、こと5月に関しては今でも「18年前のその日に何があったか」ということを鮮明に覚えているため、それもざわざわの要因のひとつになっています。

 

ちなみに、18年前の5/19はすでに意識もなく、病院のベッドの脇で本を読みながらただ一緒に時を過ごしていました。
あの時の空気感、病室内の光景、酸素吸入器の音、看護師さんの出入り、そしてあの子の表情…
こういったものを瞬時に蘇らせるのが5月の特定の日付。
こんな具合ですから、やはりこの時期はどうしたってざわつくんですよね。

 

 

とまぁ、私にとっての5月はこんな感じです。

 

 

とはいっても、こういったざわざわが年を追うごとに落ち着いてきていることもまた事実です。
特にここ数年で言えば、あの「胸を締め付けられるような切なく苦しい感覚」が襲ってくることはほぼなくなりました。
逆に、「こんな調子だと気付かないうちに命日を通り過ぎてしまうのではないか」という心配が新たにざわざわの要因になってしまったりもしています(笑)

 

 

ちなみに、これは「忘れている」とかそういうのじゃないんですよね…
とびっきりの特別な日ということには今もまったく変わりなく、それが月日の経過により私の中で消化され、それに伴って日常に溶け込んでいった…
表現するならこんな感じでしょうか。
ですので、「もしかしたらその日を通り過ぎちゃうかも」と逆に自分でもドキドキしてしまうんです。

 

 

とはいえ、こういったこともすべて当然なのかもしれませんね。
なんといってもあれから18年ですから…
当時は彼女が25歳、私が24歳。

 

 

それにしても、こうやって年齢を字面で見ると自分でも改めてちょっとした衝撃を受けます。
お互いに若かったんだなと…
と同時に、その幼さでよく持ちこたえたなと、個人的にはそんなことも思います。
というのも、あの時の私がもう少し強い人間で、もうほんの少しの勇気さえ持ち合わせていれば、きっと今ここにはいなかったのでしょうから…

 

 

そう考えると人生ってやっぱり不思議ですよね。

 

 

まぁとにかく、今年の命日もゆっくりと過ごすことにでもします…

 

 

 

 

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