先日の記事でも少し触れたと思いますが、私は学生時代にパチンコ屋によく行ってました。
先輩が教えてくれたんですよね、あれこれと。
今考えると非常に迷惑な話です。
ですから、本当なら文句の一つも言いたいところなんですが、まぁ仕方ありません…
なにより、ハマったのは自分のせいですし（笑）
それに、おかげでかなりバブリーな学生時代を過ごせたことを考えると、逆に感謝をしなければいけないのかもしれません…
とまぁそんなパチンコですが、こんな書き方をするぐらいですからなんとなく伝わっていますよね？
そう、私はパチンコが大嫌いです。
あれは利口な人間がやるものではないと思っていますし、騒音やタバコの煙など、最悪な環境面から考えてもやっぱりやるべきものではないでしょう。
勘違いしないでくださいね、負けた人間が文句を言っているわけではありません。（トータルでは明らかに勝っています）
単に、私がパチンコのダメな部分に気付いてしまっただけです。
そしてそれ以来、あれほどハマっていたパチンコが大嫌いになったというわけです。
しかし、そんな私でもパチンコには感謝していることがあります。
それは、死ぬほど落ち込んでいた当時の私を、少なからず助けてくれていたということです。
というわけで、今回はそのあたりのことを書いてみます。
大切な人と死別した人間にとって、時間があるというのは結構やっかいなものです。
というのも、時間があるとどうしてもいろいろなことを考えてしまいますから。
会いたい…
もう二度と会えない…
あの時ああしてあげればよかった…
もしかしたら助かってたのかも…
こういったことは、その多くが答えのないものであるばかりか、同時に自分の胸をしめつけるものでもあります。
なら考えなければいいだけの話とも言われてしまいそうですが、そういうわけにもいきません。
どうしたって頭に浮かんできてしまいますから…
また、これはこれでおかしな話なのですが、考えれば考えるほど苦しいくせに、実はずっと考えていたかったりもします。
きっと、最愛の人であり誰よりも大切な人だからでしょう。
とはいっても、ずっと考えているのはやっぱりつらい…
そこで、こういった思考から適度に自分を解放してあげることを考えるわけです。
それはつまり、こういったことを考えなくて済むような時間を確保してあげるということであり、言い方を変えるなら悲しみから逃げるということでもあるのかもしれません。
そしてそのための方法が、きっと睡眠であったり、仕事であったり、気分転換や時間つぶしであったりするんだと思います。
さて、では私の場合ですが、幸か不幸か、死別によってすべてを諦めた当時24歳の私には、あり余るほどの時間がありました。
何をやってもいいかわりに、絶対にしなければいけないことは何もない…そんな状況です。
逆に言えば、睡眠の時間を除けば、何かをしようとしない限り常に死別について考えさせられるような状況でもありました。
これ、本当にきついんですよね。
ただでさえ悲しみに沈んでいるところに、さらに自分でナイフを突き立てていくとでも言えばいいんでしょうか。
そんな感覚です。
そこで私は、そんな苦しみから逃れるべく時間つぶしをすることにしました。
そう、パチンコです。
細かい内容を書くつもりはありませんが、パチンコって結構日常を忘れさせてくれるんですよね。
余計なことを考えずに、目の前の状況に一喜一憂させてくれるんです。
そして気付けば、いつの間にか結構な時間が過ぎてると…
こんな感じですから、当時死ぬほど落ち込んでいた私にとっては、ある意味理想的な時間つぶしでした。
それに、昔取った杵柄というわけでもありませんが、負けることが少なかったため、お金に困ることがなかったということもプラスに作用したように思います。
不思議なもんですよね、学生時代は勝負、つまりお金を増やすことを目的に行っていたのに、死別後は悲しみから逃れるために時間をつぶしに行くようになったわけですから。
もちろん、パチンコが終われば当然のように「大切な人がいないという現実」に連れ戻されます。
ただ、幸いなことにその頃にはある程度疲れてます。
となれば、あとは家に帰って寝るだけです。
こんな風にして、今でこそ大嫌いなパチンコに、当時の私は本当に助けられていました。
そしてこれが、唯一パチンコに感謝している部分です。
ちなみに、みなさんにはこういった時間つぶしの方法や気分転換の方法ってあるんですかね？
個人的にはそれが少し気になるところです。
なお、もし仮にそういった方法がないのなら、ぜひ見つけてください。
どんなものでも構いません。
思いつめるよりははるかにマシです。
※ただ、どんなものでもいいと言いましたが、パチンコだけは絶対にやめてくださいね。
あれは下手をすると脳をやられます。
そして脳をやられたら、あっという間に依存症の出来上がりですし、脳をやられたら人として終わりですので…
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