5月22日、この日を忘れることはきっと死ぬまでないんでしょうね。
なので、おそらくまた来年も今年と似たような気持ちで過ごすことになるんでしょう。
不思議なものですよね。
私にとってみればそれは誰の誕生日でもなければ記念日でもなく、言ってみれば365日に完全に埋もれていた「ただの一日」だったわけですから。
それがまさにあの日、人生で最も印象深く重大な一日になりました…
とはいっても、今の私にとっての命日は、もはや「悲しみとともにしか過ごせない一日」などではなく、ぼんやりとした幸せに包み込まれるような感覚がする「なんだか居心地のいい一日」になっています。
大切な人が亡くなった忌まわしき日のはずだったのに不思議なものですよね。
あんなにもつらかった一日が、いつしか「大切な人がそこにいたこと」「一緒に過ごすことができた時間」「幸せだった日々」…こういったものを思い出させてくれ、幸せすら感じさせてくれる一日になるなんて。
あれから18年、こんな風に感じるようになったということは私も少しは大人になっているのかもしれませんね。
それと、「時の経過」というものにはきっと私の想像をはるかに超えた大きな力もあるのでしょう…
それにしても、夕方というにはまだ明るく、幸いなことに面会時間中だった「16:43」という時刻や、そのあとわけもわからず病院の窓から眺めていた「ついさっきまでとは違う景色」…
こういったものを思い出すと、やっぱりちょっとは切なくもなりますね。
いつか会える日を楽しみに…
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