亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

久しぶりに

 

 

今日(5/22)は命日だったので、横浜の恒例ルートを久しぶりに回ってきました。
そう、私にはお墓も何もないので、何か大切なタイミングで手を合わせる対象は「一緒に過ごした楽しい時間とそこに彼女がいたという事実をもっとも強く感じることができる彼女の家」

 

 

ちなみに、賃貸アパートなので明らかに今は別の人が住んでます。
当然と言えば当然なのですが、にもかかわらず何も気にせずその家に向かって手を合わせるところまでが恒例行事(笑)
もちろん、隠れてコソっとですけどね…
時間は、言うまでもなく彼女が旅立った「16:43」

 

 

で、その家のそばの自販機で思い出のCCレモンを買って、一緒に歩いた道や思い出の地点を辿りつつ帰る…

 

 

というわけで、今日もそんな感じで命日を満喫。
人によっては満喫なんて言葉を不謹慎なように感じるかもしれませんが、心いっぱいに大切な人のことを感じられた一日だったので、私的には満喫という表現で大丈夫なんです(笑)

 

 

 

こんなことを書きながら今急に思い出したのですが、あれは確か彼女が亡くなった翌日のこと…
なぜそうしたのかまでは自分でも覚えていませんが、私は病院からほど近い彼女の家に向かいました。
すると、最後の角を曲がって目に飛び込んできたのは、彼女の家のベランダで風に揺られているタオル。
その瞬間、「タオルを干している彼女の姿」「そこに彼女がいたという事実」「昨日いなくなったという事実」「その時点に戻れればという感情」…こういったものが頭の中を駆け巡り、しばらくの間「何も知らずにただ取り込まれるのを待っているタオル」をぼんやりと眺めていました。

 

 

思えば、前日からどこかフワフワしていた私ですが、この瞬間にこれでもかと現実を突きつけられた気がしました。

 

 

おそらく、入院中もずっとそのままになってたんでしょうね…
でも、干した人も取り込んでくれる人ももうどこにもいない…

 

 

上手く説明できないのですが、けなげに主人の帰りを待っているかのように揺れているタオルを見たこの瞬間のことは、今でも思い出すと熱いものがこみ上げてきます。

 

 

 

 

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