亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

一日一日を大切に

 

 

 

先日の話ですが、映画を観る機会があったため、2010年公開のフランス映画「100歳の少年と12通の手紙」を観ました。
ネタバレ防止のため内容に触れるつもりはありませんが、一日一日を大切に生きることの素晴らしさを教えてくれる、そんな映画です。

 

というわけで、今回はそれに関連した内容です。

 

 

 

 

 

 

特別なことがない限り、明日という日は必ずやってくるものです。
ただ、「特別なこと」が起きてしまった場合、それは途端に当たり前のことではなくなります。

 

 

そんな「特別なこと」が、残念なことに私の大切な人にもみなさんの大切な人にも起きてしまいました。
そして私たちは、死別経験者というあまり嬉しくない立場に立たされることになったわけです。

 

 

もちろん望まない経験でしたが、この経験を通じて私はいろいろなことを学んだ気がします。
その一つが、「人生を大切に、そして一日一日を大切に生きなければいけない」ということです。

 

 

はっきり言って当たり前のことです。
中には、当たり前過ぎて拍子抜けしたという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こんなことですら私には理解するのに時間がかかりました。
というのも、私の場合は、死別から長い間「人生を粗末にするような生活」を続けてしまいましたので。

 

では、いつ学んだのかというと、前を向こうとする段階になってようやくと言えるのでしょう。
ですから、やはりかなりの時間が経過してからということになります。

 

 

とはいっても、それだけの時間をかけて学んだことですから、私はこれを深く胸に刻みました。

 

 

でも、実は「刻んだつもり」だったのかもしれません。

 

 

なぜなら、改めて最近の生活を振り返ってみると、惰性で生きてしまったと認めざるを得ない日がところどころ存在することに気付くからです。

 

 

おそらく、時間が経過したことによって、「明日が来ること」をまた当たり前に感じ始めているのでしょう。

 

 

そしてそのことを、この映画が気付かせてくれました。

 

 

言い訳をするつもりはありませんが、こういった日は決して多くはありません。
ですが、以前と比べると多少なりとも増えています。
それは間違いありません。
そしてこの事実は、私が自分自身に失望する理由として十分なものです。

 

 

「人生を大切に、そして一日一日を大切に」

 

 

これは、短い人生でこの世を去った大切な人が、身をもって私に教えてくれたことだと思っています。
そう考えると、このことをふと忘れている自分がやはり許せません。

 

 

とはいっても、過ぎてしまったことは仕方ありません。
ここからまた、自分を律しながら限られた人生を大切に生きていこうと思います。

 

 

まだ落ち着かない時期かもしれませんが、みなさんもできれば一日一日を大切になさってください。

 

 

 

 

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