亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

意地は張らなくていい

 

故人のために「する」と決めたことや、自分のために「する」と決めたこと

人にはこういった約束事のようなものが少なからずあると思います。
しかし、周囲の環境や状況、自分の心境などは少しずつ変化していくものでもあります。
したがって、場合によっては自分自身で決めた約束事に何かしらの違和感を感じ始めることだってあるでしょう。

では、そんな時はどうするか?

私は潔く方向転換をするべきだと考えています。
「いったん決めたことだから」と意地を張る必要なんてまったくありません。
状況に合わせて約束事を変えてあげればいいんです。
きっとそれが自分のためになり、故人のためにもなると考えています。

死別後ほどなく、私は決して幸せにならないと決めました。
これが私の約束事です。
その他にも、誰ともお付き合いをしないと決めましたし、細かいところで言うなら「これからはカラオケで歌も歌わない」といったことまで心に決めていたように思います。

ただ、今はまったく違います。
可能な限り幸せになりたいと考えていますし、誰かとお付き合いすることだってまったく気になりません。もしかしたら、カラオケで歌を歌うことだってあり得るでしょう。

ちなみにこれは、気付いたら約束事を破っていたとか、思わず約束事を忘れてしまっていたということではありません。
自分で少しずつ約束事を変えてきた結果です。

もちろん抵抗はありました。
自分が一度決めたことですし、故人に対して誓った気ですらいたわけですから。
当然、故人を裏切ることになるのでは…なんてことも考えたりしました。

しかし、自分で決めたことなんてどうにでもなります。

それに、故人に対する裏切りになんてなるはずがありません。
自分が故人を裏切るはずがないということは、他ならぬ自分自身が一番よく理解しているわけですから。


考え方を変えるというのは、決して恥ずかしいことではありません。
いろいろ考えた上でやっぱり変えたほうがいいと思ったなら、それは変えるべきなのでしょう。
それに、そういった場面できちんと考え方を変えられることは、きっと素晴らしいことなんだと思います。

もしかしたら、中には他人の目が気になる人もいるでしょう。
でも、あなたが考え方を変えることなんか誰も気にしていません。
さらに言うなら、いくらあなたが意地を張って当初の約束事を守り続けたとしても、そんなことも誰も気にしていませんし、見てくれてもいません。
ですから、周囲の人間にどう思われるだろうなんてことは、考えるに値しないどうでもいいことなんです。

大切なのは、あなた自身がどう考えてどうしたいか、それだけです。
無意味とも思える約束事で、自分自身を縛ることのないようにしたいものです。

 

 

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