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亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

なぜ現代に合った考え方をしないのか?

 

旧年中は多くの方にブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。

今年もよろしくお願い致します。

 

 

 

「死別」を中心としてさまざまな人間が集まる世界。

私はこれを「死別界隈」と呼ぶことにしているのですが、この死別界隈にはいろいろな人間が存在します。

  • 死別経験者
  • 死別に関する研究者
  • 死別関連団体の職員やボランティア
  • 死別に関わる職業人(お坊さん、葬儀屋、仏壇屋、石材屋など)
  • 死別に興味がある一般人

 

こういった方々は、死別を身近に感じてきているせいか、往々にして死や死別に関する自分なりの考え方や意見を持っています。人に発表できるほど体系だったものではないにしても、「死をどう思うか?」「死後の世界をどう思うか?」「死別から立ち直るためには?」といった単純な話になった場合には、多くの人が何かしらの考え方や意見を持っているものです。

 

私の経験で恐縮ですが、こういった方々の中には、死や死別に関する話になった時に宗教的な観点を持ち出す方が結構いらっしゃいます。

仏教ではこう考えるから、それはこういう風にとらえるべきだよ…」

キリスト教ではこんな感じで考えるから、きっと〇〇だよ」

 

また、伝統を持ち出してくる方も多くいらっしゃいます。

「昔からこの地域はこんな風に考えるから」

「昔の人は死が身近にあったから〇〇なんだよ」

  

死別に対する意見や考え方は人それぞれですし、正解があるものでもありませんから、こういった意見が存在することは不思議ではありません。しかし、宗教や伝統を持ち出された時、私は猛烈に違和感を感じます。

 

それはなぜか…?

 

答えは、どちらも過去の価値観に基づくものであるからです。

 

たとえば宗教で考えてみましょう。

仏教は約2500年前、キリスト教は約2000年前、イスラム教は約1400年前。

これが世界三大宗教それぞれの起源です。

 

当時の寿命は今よりはるかに短く、食べ物もまったく違います。人口も圧倒的に少なく、移動手段だって限られています。そして考えるまでもないことですが、インターネットどころか、テレビ・ラジオ・電話といったものも存在しません。

 

現代とは明らかに状況が異なります。

 

果たして、こういった時代に生み出された宗教が、現代にもピッタリとフィットするのでしょうか?

また、20~30年程度の寿命だった当時の人間と、80年も生きる現代人とで、死に対する考え方は変わらないのでしょうか?

 

これは、フィットしないでしょうし、異なると考えるのが自然でしょう。

 

ですから、宗教をもとに考えるということに私は違和感を感じてしまうのです。伝統をもとにして考えるということについても同様です。

 

「それ、2000年も前の考え方だけど大丈夫?」

「昔からそうだからって、思考停止してませんか?」

 

ついついこんなことを言いたくなってしまいます。

 

昔の価値観に縛られる必要はない 

 

人間に死が必ず訪れるということは、昔も今も変わりません。おそらく未来永劫変わらないことでしょう。しかし、「死」を受け止める側の人間は、昔と今で大きく異なっているはずです。

 

にもかかわらず、はるか昔の価値観がまかり通っているというのはどうしたものか…

 

しかも、その価値観が葬式などの死後の行事にもガッチリと入り込み、あたかもそれが正解であるかのようになっているわけですから、やっぱり首をかしげざるを得ません。

 

なお、宗教や伝統が間違っていると言いたいわけではありません。

 

私が言いたいのは、現代を生きているのは私たちなのであって、過去の価値観などに縛られる必要はまったくないということです。ですから、誰もが当たり前だと考えている宗教や宗教行事、さらには伝統に対しても疑問を感じていいわけです。また、お葬式や戒名やお墓、お寺やお坊さんの存在にだって疑問を感じてもいいわけです。

 

大切なのは、現代を生きる私たちに一番合った考え方をすることです。したがって、もし昔の考え方が不都合なのであれば、現代の考え方に合わせるべきです。そして、それが現代人のためにもなるはずです。

また、伝統を重んじる必要がありそうに思える「死」という局面であっても同様です。伝統と異なった考え方をすることに躊躇する必要はまったくありません。

 

時代は変わっています。

 

これからはもっともっと自由に、自分たちに合った考え方をしていいのではないでしょうか。

 

 

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