「王の帰還」
それにしてもいい響きですよね、この言葉。
なんて言えばいいんでしょうか、圧倒的にかっこいい。
そんな「王の帰還」ですが、私が記憶しているだけでも、今年はそれが二回あったように思います。
それはつまり、二人の「王」が帰ってきたということです。
先に帰ってきたのは「ロジャー・フェデラー」
そして、つい先日帰還したのが「タイガー・ウッズ」
本来、王様と言えば一人なのでしょうけど、現実ではそうでもなかったようですね。
国が違えばそこに二人の王様がいるように、世界が違えばやはりそこにはそれぞれの王様がいるようです。
そんな二人ですが、どちらもすでに「歴史上もっとも偉大な王」の称号を手にしていることは間違いありません。
しかし、そんな二人であっても、近年はケガの影響で満足なプレーが出来ておらず、その行く末を危ぶむ声は非常に大きいものでした。
特に、タイガー・ウッズに至ってはさまざまな問題が事態を深刻化させており、かつての雄姿を見せることは絶望的だとさえ思われていました。
そんな周囲の喧騒をよそに、鮮やかにカムバックを決めた二人。
これこそ、「王が王たる本当の所以」なのかもしれません。
とはいっても、タイガー・ウッズに関してはまだまだ試運転の段階でしょうから、しばらくは様子見ということになるのでしょう。
ですから、完全復活とまではまだ呼ぶことができないのかもしれません。
しかし、そこにいるだけでこれだけの存在感を発揮し、なおかつ復帰初戦にして平然とトップ中のトップたちと肩を並べてしまうあたりは、やはりこれぞタイガー・ウッズといったところなのでしょう。
よく言われることですが、この二人と同じ時代を生き、そのプレーを今もなお目の当たりにできる私たちは、幸運な人間以外のなにものでもありません。
私としては、そんな幸運がこれから先少しでも長く続くことを願うばかりです。
少しだけ話は変わりますが、死別からの立ち直りもある意味では「帰還」と呼べるのかもしれませんね。
見渡せば、そこには大切な人のいない「以前と比べてはるかに厳しい現実」が待ち受けていますが、あなた自身も、そして大切な人も、おそらく誰もが「王の帰還」を待ち望んでいるはずです。
そう、あなたの人生における王様、それはまぎれもなくあなた。
王が帰還し、あなたの人生が少しでも良い方向へ向かうことを願っています。
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