亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

故人に関する情報の重要性

 

みなさんもご存知のとおり、死別経験者が抱える悲しみというのは、故人との関係性などによって左右されるものです。
ですから、他人の悲しみを理解したり、逆に自分の悲しみを理解してもらったりする上では、故人との関係性などをはじめとする「故人に関する情報」が非常に重要だと言えます。

逆にこういった情報が少なければ、悲しみを理解することも、理解してもらうこともなかなか難しくなることでしょう。


ここで、故人に関する情報について少し考えてみたいと思います。

まず、「故人との関係性」という情報が重要であることは誰もが理解できるでしょう。
これは、故人と遺された人間との「結びつきの強さ」を示すものですから当然のことです。
ちなみに、ここで言う「結びつき」とは、続柄を意味しているわけではありません、簡単に言うなら「心の結びつき」です。

では、故人の情報、つまり亡くなった人間本人の情報まで必要なのでしょうか?

はい、必要です。
とはいっても、疑問に感じる方も中にはいらっしゃるはずですので、簡単な例を挙げて説明したいと思います。

たとえば、誰かが亡くなったというニュースをテレビで見た時、みなさんは漠然と「かわいそうに」と感じることでしょう。
では、そのニュースに、「生まれたばかりの子を持つ母親」といった情報が加わったらどのように感じるでしょうか?
もしくは、そのニュースに、「飲酒運転を繰り返していた若者」といった情報が加わった場合はどうでしょうか?

もう納得されたと思います。
このように、亡くなった人間がどのような人間であったかという情報によって、状況は大きく変わります。
そしてそれは、遺された人間の悲しみの度合いについてもそのまま当てはまることです。

このように、死別経験者の悲しみを理解したり、死別経験者が悲しみを理解してもらったりするにあたっては、故人に関する情報が非常に重要です。

ただし、その情報が必ず必要かというと、そういうわけではありません。
情報が少なかった場合は、周囲の理解がぼんやりするというだけです。
ちなみにそういった場合、周囲は当たり障りのない対応をせざるを得ませんし、人によってはそれを冷たいと感じてしまうのかもしれません。


自分の悲しみを他人が理解してくれない…

死別界隈には、そう感じている方が案外多いように感じております。
そういった方は、こういった部分に原因があるのかもしれませんので、少し見直してみてもいいのかもしれません。
また、他人の悲しみを上手に理解できないと考えている方も同様です。


ここまで書きましたが、とはいっても「自分の悲しみを理解してもらいたい」と堂々と言える方は少ないだろうということはよく理解しています。
そこで、ホームページの出番となるわけです。

故人の生きた証を残す、故人を知ってもらう、故人をみんなで偲ぶ…
目的や理由はなんだっていいんです。
本音と建て前で理由を使い分けたって構いません。

ただ、ひとつ言えるのは、多くの人間がホームページを作るようになった暁には、自分の悲しみを理解してもらいたいなんてことをわざわざ口に出す必要はなくなるだろうということです。


このように、ホームページにはいろいろな効用があります。
少しでも故人や自分のためになりそうと感じる部分があれば、ぜひ挑戦してみてください。

もっとも、故人の情報を知ってもらうという点に関していえば、ホームページ以外にもたくさん方法があると思いますので、それでもいいと思います。

 

www.making-homepage.net

 

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