亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

故人のホームページについて

 

 

前回、故人のホームページを作ろうという記事を書きましたが、今回はその続きです。

 

 

これは私からの質問なのですが、みなさんは故人に対していったいどんな風に感じていらっしゃるのでしょうか?
より多くの人に知ってもらいたいのか、それともそっとしておきたいのか…

 

 

これはたぶん、人によって大きく意見の分かれるところだと思います。
ただ、その場合であっても「故人の生きた証を残したい」という感情は、おそらく多くの方に共通するものなのではないでしょうか。

 


ちなみに、ホームページは知人間だけで閲覧できるようにもできますので、多くの人に知ってもらいたいという方はもちろんのこと、そっと偲びたいという方の願望にも応えうるものです。
そして言うまでもなく、「生きた証を残す」という目的も達成することができるものです。

 

 

さて、ではホームページを作ることによってどのようなことが実現できるのでしょうか?
今回はその部分について触れてみたいと思います。

 

 

ではまず、遺された人間が抱く心境について考えてみましょう。

 

  • 故人に会いたい
  • 故人を追悼したい
  • 故人の存在を知ってもらいたい
  • 永遠に忘れたくない
  • 故人に何かしてあげたい
  • 悲しみを共有したい
  • 悲しみに浸りたい
  • 故人との想い出を残しておきたい

 

人によって多少の差はあるでしょうけど、遺された人間の心境といえばおおよそこんな感じになるのではないでしょうか。

 

では、こういった心情はホームページを作ることによって果たして解決できるのでしょうか?
それをちょっと考えてみましょう。

 

 

 故人に会いたい

 

これはなかなか厳しいものがあります。しかし、距離の問題や関係性の問題などで安易にお墓参りができない人間や、同様の理由で仏壇に手を合わせることができない人間などにとっては、その役割を果たしてくれるものと言っていいのかもしれません。なぜなら、いつでもどこでも閲覧できるばかりでなく、そこには故人の写真や情報など、求めているものがたくさん掲載されているわけですから。

 

 

故人を追悼したい

 

故人のことを考えると、ある限られた日に限定的な人間だけで追悼するよりは、地方にいる親族や友人なども含めて、日々少しでも多くの人間で追悼してあげたいものです。そういったことを考えると、誰もがいつでもどこからでも閲覧できるホームページというのは、それにぴったり合う方法を提供してくれるものであると言えます。

 

 

故人の存在を知ってもらいたい

 

これについてはホームページがうってつけだと思いますし、この想いこそまさに「生きた証を残したい」ということなのだと思います。逆に言えば、こういった手段でもない限り、みなさんの大切な人が世間に知られることはないでしょう。上手くは言えませんが、みなさんの大切な人というのは、実はもっと多くの方に知ってもらうべき存在なのではないかと、個人的にはそう考えています。それに、きっと多くの方はそれぐらい故人を誇らしく感じていらっしゃることでしょう。ホームページであれば、そういった想いまで発信することができます。
そしていつか、故人を「社会全体の想い出」として大切にしていく、そんな世の中になって欲しいものです。

 

 

永遠に忘れたくない

 

故人の情報をホームページにまとめておけば、誰もがいつでもどこでも故人を思い出せます。また、デジタルデータですから劣化する心配もありません。これは、故人を絶対に忘れたくないと考える方々の大いなる助けになるでしょうし、記憶が薄れていくことさえ防止できるかもしれません。

 

 

故人に何かしてあげたい

 

「亡くなってしまった以上、もう何もしてあげられない」というのは大きな間違いです。ホームページを作ることによって、故人への想いをカタチにし、伝えることができます。また、故人の好みに合わせたデザインにしたり、季節ごとにデザインを変更したり、故人へのメッセージを掲載したりすることを通じて、故人をずっと大切にしていくことができます。これらは、まさに故人のために何かをするということであり、大切な人を亡くした私たちが最も望んでいることでもあります。

 

 

悲しみを共有したい

 

故人のホームページは、遺された人間が「故人への想い」を表現するものです。したがって、遺された人間の「溢れる想い」に接する場所でもあり、また、「深い悲しみ」に触れる場所でもあります。遺された人間はそれを通じて、悲しみを共有することができます。

 

 

悲しみに浸りたい

 

この感情は人にもよるでしょうし、時期などにもよるでしょう。いずれにしても、ホームページですから、いつでもどこでも故人の笑顔や故人との想い出に触れることができます。したがって、当然いつでもどこでも悲しみに浸ることもできます。もちろん、わざわざお墓や仏壇の前に移動する必要はありません。ホームページを開けば、そこが特別な場所です。

 

 

故人との想い出を残しておきたい

 

記憶はいつか薄れます。同様に、大切にしていた写真などもいつか色あせてしまうものです。ですから、ホームページの作成を機に、紙焼き写真やその他遺品などもデジタルデータ化し、万全の状態で保存してみてはいかがでしょうか。つまり、ホームページ上に想い出を保管してしまうということです。先ほども触れたとおり、デジタルデータですので経年劣化の心配は無用です。「故人との想い出」を半永久的に保存することができます。

 

 

考え方次第といったものも中にはありますが、ホームページが多くの点で私たちに解決の手段やヒントを与えてくれるものだということはご理解いただけたのではないでしょうか。

 

 


大切な人を亡くした人間が抱える感情や心情は、大半が答えの出ないものであります。
そんな中、そこに一筋の光明を見出すことができるもの、それが故人のホームページだと私は考えています。

 

 

 

 

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