亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

大切な人の「生きた証」を残す

 

 

「故人をいつまでも忘れたくない」
「ともに過ごした日々を忘れたくない」

 


大切な人を亡くした人間がこのように思うことは、ごくごく自然な感情です。
おそらく、これはすべての死別経験者に共通する感情と言ってもいいのかもしれません。

 

 

しかし、自身のこういった思いとは裏腹に、記憶というものは少しずつ薄れていくものです。

 

 

当事者である自分自身の記憶でさえ薄れていくわけですから、周囲の人間に関しては言うまでもありません。
故人の存在というのは、実は驚くほどのスピードで忘れ去られてしまうものです。
また、根本的なことを言ってしまえば、ごく少数の人間を除いて、ほぼすべての人間は故人が生きていたことや存在していたことさえ知りません。
こういった事実はつまり、私たちがそれを残そうとしない限り、大切な人の生きた証というのは儚く消えてしまうということを意味しています。

 

 

では、どうすればいいのか?

 

 

答えはそれほど難しくありません。
それを残せばいいだけです。
そして、そのための具体的な行動を起こせばいいだけです。

 

 

どんな方法だって構いません。
より多くの人に知ってもらうために、そして忘れられないために、故人の情報、つまり「大切な人の生きた証」を残せばいいんです。
そしてそれは同時に、自分の記憶が薄れることを防ぐことにもなります。

 

 

ただ、いくら簡単だとは言っても、その方法が思いつかない方やよくわからないという方もいらっしゃることでしょう。
そこで私がオススメするのは、「故人のホームページを作る」ということです。

 

 

先にお伝えしておきますが、これが現時点で最も合理的かつ最も安価に目的を達成できる方法だと思います。
また、みなさんが想像しているよりも遥かに簡単で誰にでもできる方法でもあります。
それだけではありません。
「生きた証を残す」こと以外にもさまざまな用途に活用できるため、ホームページを作ることのメリットは実は結構大きいんです。

 

 

ちなみに、最も安価というのは「無料でできる」ということです。
ですから、「どうせお金がかかるんでしょ?」と思った方も、とりあえずお付き合いください。

 

 

さて、故人のホームページというものはどういったものか…

 

 

故人のホームページというのは、簡単に言うとホームページ上に故人に関する情報などを集めたものです。
たとえば、故人の写真、故人が愛したモノや風景の写真、故人の生い立ち、故人との想い出や故人にまつわるエピソード、遺された者から故人へのメッセージなど…
ホームページ上に掲載できるものであれば、どんなものだって構わないと思います。
画像であっても、文章であっても、動画であってもいいんです。
そのあたりは、完全に作る方の自由です。
当然、載せたくないものを載せる必要もありません。

 

 

また、作る目的や活用方法に関しても自由です。
上で述べたように、「故人の生きた証を残す」ことを主たる目的としてもいいでしょうし、みんなで偲ぶためのメモリアルサイトとして使ってもいいでしょう。
故人へのメッセージを伝える場として使うことも可能ですし、お墓に代わるものとして使うことだって可能です。
その他にも活用方法はたくさんありますので、ぜひ自分なりに活用してください。

 


なお、これも非常に重要なことなのですが、今の時代は誰でも簡単にホームページが作れます。
必要なのはPCとマウスだけ。
ソースコードと呼ばれるややこしい文字を打ち込む必要もありません。
素人にも、マウスひとつでプロ顔負けのホームページが簡単に作れます。
これは大袈裟な話でもなんでもありません、今はもうこんな時代なんです。
これは、2017年という時代を生きているからこそ可能なことであり、そういった意味では、私たちは恵まれているのかもしれません。

 

 

とはいっても、中には「自分で作らなければいけないの?」とお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろんそれは自由です。
他人と相談しながら作ったり、他人に作ってもらったりするのもいいでしょう。
ただ、故人への想いを自分で表現して、それを自分自身で伝えるという行為自体にもある程度意味があるように思いますので、その気がある方はぜひ挑戦してみてください。
なにより、他人に頼むとなると料金が発生するものですから、手始めにご自身で挑戦するところから始めてみるのがいいのかもしれません。

 

 

個人的には、これは遺された人間から故人へのプレゼントと言える気がします。

 

 

長くなりましたのでまとめておくと、故人のホームページは誰もが簡単に無料で作成できるものであり、どのように作ってもどのように活用してもいいものです。
また、「故人の生きた証を残したい」「故人を多くの人に知ってもらいたい」「故人を追悼したい」…といったさまざまな願いを実現できるものでもあります。


故人の生きた証を残し、それをみんなで大切にしていく。
これは、きっと故人のためでもあり、故人を大切に想う私たちのためでもあります。
募る想いをカタチにした時、きっと何かが変わるような気がします。

 

 

というわけで、明日以降は故人のホームページで実現できることなどについて説明を加えたいと考えております。
お読み頂けますと幸いです。

 

 

 

 

 

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