亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

後悔を減らすためには(再掲載)

 

 

わけあって、数日間以前の記事を再掲載します。 

 

 

 

 

大切な人を亡くして、何か後悔していることはありますか?

私にはたくさんあります。

細かいことで言うなら、面会時間を目いっぱい使わなかったこととか、シーパラダイスに連れて行ってあげられなかったこととか…
大きなことで言うなら、やっぱり助けてあげられなかったこと…
まぁ考え始めるとキリがないのですが、やはり後悔することはたくさんあります。

さて、この後悔ですが、なんとかならないのでしょうか、もしくはなんとかできないのでしょうか。

もしなんとかなるのなら、後悔している人には解決策が見つかることになりますし、これから大切な人を亡くす可能性がある方にとっては予防策となるかもしれません。

とは言ってもみたものの、後悔はどんなことがあってもなくならないでしょう。
なぜなら、それは考え方の問題だからです。

できなかったことを後悔するか、それとも、その時点までにできたことに対して満足するか。
ただ、それだけの違いです。
相手がどうこうという問題ではありませんし、何ができて何ができなかったという内容の問題でもありません。
すべては、自分の頭の中の話であり、自分がどう考えるか、それだけの問題です。

ですから、それまでにどれだけのことができたとしても、後悔するタイプの人間であればやはり後悔するでしょうし、そうでない人間であればそこまで後悔することはないでしょう。

おそらく、これは自分自身を許せるか許せないかという話にもつながるのでしょう。


さて、では考え方さえ変えることができれば後悔はなくなるのでしょうか?
その通りです、たぶんなくなります。

ただ残念なことに、人の考え方というのは長い人生の中で育まれてきたものですので、そう簡単に変えることはできません。
したがって、後悔するタイプの人間にとって、後悔をなくすということはやはりなかなか難しいわけです。

ですが、「後悔を減らす」ということについては積極的に考えてみてもいいと思います。
なくせない以上、減らすしか方法はありませんし…


後悔を減らすために何をすべきか…

 
気楽に後悔を減らすとは言ってみたものの、これは非常に難しい「問い」になります。
なにせ大切な人はもういないわけですし、やり直せないことばかりですから。
だたひとつわかっているのは、やり直せないことをいくら考えても、後悔が減ることはないということです。

私の例で言えば、面会時間の最初から最後まで一緒にいることや、シーパラダイスに連れていってあげることはもうやり直せないことです。
過去に戻って助けるなんてことも、今となってはできないことです。
そして、こういったことについていくら考えたところで、後悔が少なくなることはありません。

となると、別の方法を考える必要があります。

ただ、先ほども触れたように、時を遡れない以上、後悔を生む原因そのものをどうにかすることはできません。
つまり、後悔を直接的に減らすことはできません。
であるなら、「別の何かによって後悔を相殺する」、これ以外に方法はないのかもしれません。


というわけで、次のことを考えてみましょう。
 

・後悔を相殺することができるものは何か?

・実際にどうすればいいか?

 

後悔を相殺することができるものは何か?

これは、難しいようでいてそれほど難しくありません。
「故人のために何かできたという気持ち、何かしてあげられたという満足感」
こういったものが後悔を減らしてくれるはずです。
それは、「故人のために〇〇ができなかった…、〇〇してあげられなかった…」という感情が後悔を生んでいることを考えても、きっと理解できるのではないでしょうか。
 

実際にどうすればいいか?

では、次です。
これもそれほど難しくはないと思います。
現時点でできることの中から、故人が喜びそうなことを考え出して実行すればいいんです。
これが、後悔を減らす数少ない手段であり、なおかつ実行可能な手段だと思います。

お墓参りに少し多めにいく、仏壇のまわりを掃除する、写真をきれいに整理する、少しでも故人のことを思い出す、故人が好きだったものを食べる、好きだった曲を流す…

こういったことが該当するでしょうし、こういったことからでいいと思います。
こんな感じで、大切な人が喜ぶことを考えて実行していくんです。

こんなことでいいの?って思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。
私はこれでいいと思います。
大切な人を想い浮かべ、何をすれば喜んでくれそうかを一生懸命考えてみてください。
そうやってみなさんが一生懸命考え出したものを、大切な人が喜ばないはずはありません。
そして、その想いが届かないはずもありません。



確かに、大切な人は目の前からいなくなりました。
でも、みなさんの心の中にはいつまでも存在しているはずです。

故人のためにもう何もしてあげられないと思っていませんか?
そばにいないから、もう何もできないと思っていませんか?

そんなことは決してありません。
いつになっても、大切な人のためにできることはたくさんあります。
そして、大切な人のために何かができること、これほど素敵なことはありません。

みなさんの後悔が少しでも減ることを願っております。

 

 

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