亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

他人の門出を祝える喜び

 

昨日のニュースで知りましたが、昨日は東大の入学式だったみたいですね。
非常におめでたいことですので、私からもお祝いを申し上げておきます。

将来、彼ら彼女らの中から官僚や研究者、起業家、実業家が出てくることを考えると、まさに未来の日本を背負って立つ人間たちの新たな一歩と言っていいのでしょう。

夢を抱き、希望に溢れた表情でインタビューに答えている新入生の姿を見ると、なんとも清々しい気持ちになりましたし、心の底から応援したくもなりました。


ただ、ひと昔前にもこういった感情を持てたかというと、それは微妙なところです。

なぜなら、死別してしばらくの間、私には希望というものが一切なかったからです。
そういった状況ですから、希望や夢に満ち溢れた人間は「疎ましい存在」でもあり「羨ましい存在」でもありました。
いわゆる妬めや嫉みといった感情が芽生えてしまっていたわけです。
そう考えると、もし当時このようなニュースを見たとしても、今回のような気持になることはきっとなかったでしょう。
おそらく、希望や夢のある未来を持っていることを少なからず妬んでいたはずです。

なお、ここでの妬みとは、東大に対しての妬みではありませんので誤解のないように。
東大のすごさはよく知っていますので、妬むまでもありません(笑)
夢や希望があることを妬んでいただけです。


いずれにしても、今はこういった感情がまったくありません。
妬みどころか、それに似た感情すら存在せず、ただ純粋に応援したい気持ちでいっぱいです。

では、なぜこんな風に思えるようになったのでしょう?

この問いに自分なりに答えを出すなら、立ち直ったことによって希望や夢を持つ彼らの心境が再び理解できるようになったからだと思います。

それを考えると、つくづく立ち直ってよかったと感じます。

もちろん、みなさんにもいつか必ずそんな日がやってくるはずです。
その日が少しでも近いことを願っています。

 

 

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