亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

外出のススメ

 

まだまだ寒いと感じる日もありますが、徐々に気温も上がってきたため、日中はだいぶ過ごしやすくなってきました。
寒さを理由に今まで家に閉じこもっていた方も、だいぶ外に出かけやすくなったのではないでしょうか。

そういうわけで、個人的には外に出かけることをオススメします。
そうすれば、一人でいろいろなことを考えなくて済みますし、気分が変わることだってあるでしょうから。

もちろん、家にいるのが楽で居心地がいいというのはよくわかります。
また、気分が乗らないからそうしたいという気持ちもわかります。
家にさえいれば、他人の言動に傷つけられることもありませんし、他人と自分とのギャップを再確認させられることもありません。それに、誰かに対して愛想笑いをする必要も、急にこみ上げる涙をこらえる必要もありませんから。

ただ、それでもやっぱり外に出かけることを私はオススメします。
なぜなら、傷つくことを避けることが死別経験者の目標ではないはずだからです。

死別経験者の真の目標は、「悲しみが和らぎ、前を向いて生きていこうと思える自分に少しでも早くたどり着くこと」であるはずです。
そのためには、外出して他人やモノと接触することが必要です。
というのも、死別経験者の苦しみや悲しみは、「時間の経過」か「外部からの刺激」によってしか変わらないと私は考えているからです。

一人でいると、そこに変化はなかなか生まれません。
「外部からの刺激」がないわけですから、それは当然のことでしょう。
しかし、外出することによって「外部からの刺激」に触れる機会はぐっと高まります。
それはつまり、自分の中で何かが変化する可能性も高まるということです。
もちろん、上記に挙げた例のように傷つく瞬間もあるかもしれません。ただ、それを補って余りある「いい刺激」がきっとあるように思います。

たとえば、自分以外の大勢の人間を目にするだけでも意味がある気がしますし、少しの間「死別した事実」を忘れさせてくれるような出来事に遭遇することだってあるかもしれません。他人の優しさに何かを感じることもあるでしょうし、自分より苦しい人間がいることに気付くことによって何かが変わることもあるでしょう。
それに、もし傷つけられてしまうことがあったとしても、それすら何もない一日よりは意味を持つような気がします。


その日に何も起きないというのは、苦しい日が一日増えるだけに思えて仕方ありません。
それはまた、立ち直る日が一日先に延びてしまうことを意味しているような気がします。

ですから、私は外出することをオススメします。
なお、仕事での外出は少し趣が異なる気がしますので、仕事以外の時に、こういった目的意識を持って外出してみてはいかがでしょうか。

 

 

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