亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

「自分にはできない」と言うその前に

 

このブログにおいては、「何かしらのヒントになれば」ということをいろいろと書いてきたつもりですが、反応はさまざまです。
ですから、「自分にはそんなことはできない」という方も当たり前のようにいらっしゃいます。

もちろん、これは自然なことです。
なぜなら、あくまでもヒントであるため、賛同できない内容もあるでしょうし、時には矛盾しているような内容だってありますから。
当然、一人の人間にすべてが当てはまるというものではありません。
それに、そもそもすべてを実践する必要なんてありませんし、そうすることも不可能でしょう。
そういったことを考えると、「できない」と考える方がいらっしゃるのはやはりごくごく自然なわけです。

というわけで、以前から申し上げているように、自分にとって役に立ちそうな内容や、賛同できる部分だけを参考にして頂ければそれで十分です。

ただし、今回伝えたいのはこういうことではありません。
「自分にはできない」と結論付ける前に、少しだけ立ち止まって欲しいということです。

では、立ち止まって何を考えて欲しいのかと言うと、「できないのか、それともそうしたくないだけなのか?」ということです。
言い換えるなら、「自分の中で最初から結論が決まっていないか?」ということです。

有名な話に、女性が「この服とこの服、どっちがいいと思う?」と質問してきた時は、本人の中では実は答えが決まっていて、それに賛同してもらえるのを望んでいるだけといったものがあります。とはいっても、この女性は自分の本心に気付いた上で質問しているわけではないと思います。おそらく、純粋に意見を確認しているつもりでいることでしょう。

これと同じようなことです。

ブログで言うなら、本人的には「役に立ちそうであれば参考にしよう」という広い視野で臨んでいる「つもり」にもかかわらず、実は記事を読む前からすでに結論が出てしまっているというケースが該当します。
そして、「自分にはできない」という最終結論を導くための口実を見つけようという姿勢で読んでいることに、本人が気付いていないという状況です。

こういった姿勢によって導かれる結論は言うまでもありません。

「自分にはできない」


なお、これはあくまでも一つの例ですから、「自分にはできない」と結論付けるのが悪いというわけではありません。
重要なのは、自分が気付いていないかもしれない自分の本心を意識することです。

自分の本心を知るというのは簡単なようで難しいことです。
なぜなら、そこには理性が介在しますから。
そのため、本人が自分の本心に気付いていないということも往々にして起こります。
それは、自分に限ってそんな風に考えているはずがない、といった人間にも当てはまることでしょう。

ちなみに、立ち直る途上にいらっしゃる方は「立ち直りたくない人間なんていない、でもできない」といったことをよく口になさいます。
以前の私もそうでしたから、気持ちはよくわかります。
ただ、こういった時にこそ自分の本心がどこにあるのかを確認してもいいように思います。
つまり、自分は本当にそれをしようとしてるのか、それとも実はしようとすらしていないのかという確認です。
そして、その根本である「自分は立ち直りたいのか、それとも立ち直りたくないのか」といったことについても、改めて自分に確認してみる価値があるのかもしれません。

自分の本心がわかれば、その先の行動や選択が大きく変わってくるはずです。
言いようのないストレスやイライラだって軽減されることでしょうし、物事に今以上に冷静に対処できるようになるでしょう。

なお、私のブログを読んでイライラされる方は、立ち直りたいという気持ちと本心との間にギャップがあるか、そもそも立ち直りたくないと考えている方なのかもしれません。
いつかは、そういった方々も立ち直る方向へ向かうことを願っています。

 

 

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