亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

死別は経験するべきか

 

みなさんは、死別を経験して何かプラスになったことはありますか?

 

私はたくさんあります。

 

と、勢いよく言ってみたものの、うまく言葉にできないかもしれません。
とりあえずプラスになったと思える点を適当に列挙してみます。

 

  1. 多少のことでは動じなくなった
  2. 優しくなった
  3. 人を思いやれるようになった
  4. 本当にあの頃は幸せだったということに気付くことができた
  5. 死別とはどんなものであるかを知ることができた

 

あれ?こんなもんですかね…
本当はまだまだあるんですが、うまく頭に浮かんできません。
というわけで、とりあえずこんなところにしておきましょう。

 

みなさんはどうですか?
みなさんも、死別を経験してプラスになったことを少しでもいいので思い浮かべてみてください。

そして次に進みましょう。


さて、ではこのプラスになったことは、果たして死別という経験でしか得られないものなのでしょうか?
この点についても少し考えてみましょう。

 

私の場合であれば、⑤以外はもしかしたら死別以外の経験からでも学べたかもしれません。たとえば、失恋することによって④を学ぶことができたかもしれませんし、傷つくことによって②や③も身に付けることができたかもしれません。また、今後も人前で恥をかくチャンスはいろいろとあるでしょうから、ほっといても①などはクリアできるのかもしれません。

こんなことを考えてみたのですが、これはやっぱり嘘ですね…

①から⑤は、死別以外の経験からではやっぱり学べない気がします。
より正確に言うなら、死別以外の経験からではこれほどまでに深く学ぶことは難しかったと思います。もっとも、これはあくまでも私自身の話ですので、みなさんにまで当てはまるかはわかりません。

ただ、少なくとも私自身は、死別を経験したからこそ学べたことがたくさんあると考えていますし、その中には、死別の経験からでないと学べないことが存在するとも考えています。*1

そして、こうした経験によって私は成長したわけです。



では、果たして死別は経験するべきことなのか?


これは、誰にいつ質問されたとしても答えは変わりません。


「絶対に経験するべきではない」

 

それはそうでしょう。
「大切な人を亡くすべきだ」なんてバカな話はありませんし、死別は経験しないほうがいいに決まってます。
たとえそれが大きく人を成長させるものだとしても、絶対に経験するべきではありません。

しかし、現実は厳しいものです。
どれだけ願っても、どれだけ祈っても、結局は誰もが愛する人との死別を経験することになります。

そんな時はもう諦めましょう。
残酷な運命の日が来てしまったら、もうそこで終わりです。
あとは、その死別の経験をどう活かすか、死別からどれだけ多くのことを学ぶか、こういったことを考えていくしかありません。

変わらないことをいつまでも考え続けても、やっぱり何も変わりません。
死別を経験してしまったら、あとはあなた自身がどう変わるかが勝負です。

あなたの大切な人だって、きっと向こうの世界から応援してくれているはずです。

 

 

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*1:だからといって死別経験者が未経験者より優れていると言いたいわけではありません。また、未経験者が本当の幸せを知らないと言いたいわけでもありません。ただ単に、私は死別を経験して上に挙げたようなことを深く学んだと言いたいだけです。当然、こういったことを死別を経験せずとも学べる方は世の中にいっぱいいるでしょうし、そもそも学ぶ必要がないぐらい身に付けている方もいるはずです。この点については、誤解のないようにお願いします。