「死別でつらい思いをしている時に、人から傷つくことを言われた経験はありますか?」
おそらく皆さんあることでしょう。
もちろん、私もあります。
これ、なかなかキツイですよね…?
ただでさえ大切な人を亡くして傷ついているわけですから、やっぱりなかなか厳しい…
とは言っても、相手に悪意がないこともわかっているので、どうしようもない。
死別を巡ってこういう経験をされる方が多いせいか、巷にはこの問題について書かれているサイトや本が結構ありますね。
本人はみなさんが想像している以上に傷ついており、どういった言葉に傷つくかも人によって異なるので、声をかける場合は配慮しましょう
大抵はこういった内容で、「安易に掛けるべきではない言葉」つまりNGワードが一緒に例示されていたりします。
- 「大丈夫?」
- 「早く元気になってね」
- 「前を向いてね」
聞いたことありますか?
こんな感じのNGワードです。
このブログに立ち寄った皆さんであれば、こういったサイトや本をきっと見たことがあるでしょう。
死別を経験した側から言わせると、確かにこういった配慮は助かります。
しかし残念なことに、全ての人がこういった言葉を理解しているわけではありません。
結局、傷つく言葉を避けることは難しいんです。
というより、その言葉から逃げようとしてもたぶん無駄です…
なので、その言葉に遭遇することは諦めましょう。
とはいっても、やっぱり傷つきたくありませんよね…
そこで、私はこう思うようにしてます。
まずはじめに、あなたの愛は深いということを理解しましょう。
これはもう間違いありません。
だって、大切な人の死によってそれほどまでに傷ついているわけですから。
もしかしたらあなた自身は気付いていなかったかもしれませんけどね…
次に、そんなあなたのまわりには普段からどんな人が集まっているかについて考えてみましょう。
おそらくですが、あなたと似たような愛情の深い心優しい人間が集まっているはずです。
いわゆる、類は友を呼ぶってヤツです。
そう考えると、あなたに声を掛けてくる人間は実は愛情の深い心優しい人間たちなわけです。
あなたのことが心配で、あなたのことをなんとかしてあげたいと思う、そういった素敵な人間たちなんです。
なので、悪意がないのも当然です。
こう考えると、そういった人間たちに何を言われても傷つく必要がないということを理解してもらえるでしょうし、何も気にする必要がないということも理解してもらえるのではないでしょうか。
というよりもむしろ、そういった言葉との遭遇は、人間というものの優しさを感じられるという素敵なお話だということです。
中には、そんな風には考えられないという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方には、少しだけ質問を…
「あなたの大切な人だったら、苦しむあなたにどんな言葉を掛けてくれたでしょう?」
想像してみてください。
きっと、こう言うに違いありません。
「大丈夫?」
「早く元気になってね」って…
たとえそれでも、この言葉はNGワードと言えますか?
大切な人を亡くして心に余裕がないとは思いますが、ぜひぜひ覚えておいてください。
周りの人間にとってはあなたも大切な人だということを…