亡き人に会うために

大切な人を亡くされた人へ|前を向いて歩いていくためのヒントと故人に再び会うための方法を考えるブログ

後ろを向くことで前を向く

 

故人のことを忘れることはできませんし、忘れたいと思う人はおそらくいないでしょう。
かといって、大切な故人のことを考えれば頑張れるかというと、そんな簡単なものではありません。
なぜなら、故人のことを考えるたびに死別の事実を突きつけられ、悲しみに沈むわけですから。

では、悲しみが癒えるまで前を向くことは諦めるしかないのか…

というと、それはそれでまた違うような気がします。
第一、それではあまりにも先が見えず、さらなる絶望を感じてしまいかねません。


ではどうすればいいのか…?

私は、故人のことを考える時に、故人の「想い」にまで思考をすすめることをオススメしています。

故人が今のあなたに何を望んでいるのか、今のあなたにどうしてほしいのか、今のあなたにどうあってほしいと願っているのか…

そういったところまで考えてみるということです。

そしてそれができれば、多少なりとも前を向くためのパワーが芽生えるはずです。
なぜなら、故人はあなたのことを間違いなく応援しているはずですから。
そういう意味では、「故人の想い」について考えることは、故人に背中を押してもらうことであるとも言えるのかもしれません。



もし故人について考えることを「後ろ向き」と表現するのであれば、大切な人を亡くした人間にとって後ろを向かないことはおそらく不可能です。
しかし、単に後ろを向いて故人のことを考えているだけでは悲しみが尽きません。

「後ろを向く以上は、故人の想いについてまで考える。そして、故人の想いを前を向くための力やその後の推進力とする」

故人との死別を原因として今の状況が生まれたわけですから、そこからの立ち直りにも故人の力を借りればいいはずです。

「後ろを向くことで前を向く」
これが遺された者にとっての理想の形なのかもしれません。


※なお、「後ろを向く」のと「後ろ向きに生きる」のとでは大きく意味が異なりますので、念のため断っておきます。

 

 

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